糖尿病と診断された猫~費用編~

にゃんずライフ!

こないだツナが「糖尿病」と診断されました。

猫も糖尿病になるようです。

人と同じように注射を打って治療します。

費用は一体どれくらいかかるのでしょうか?

この記事の金額はツナのかかりつけ病院の設定金額です。
病院によって、多少金額に差がありますのでご注意ください。

初回の診療費

明らかに体調がおかしいと思い、病院に連れて行きました。

原因を探るためにいろんな検査をしてもらいました。

その日の診療明細書です。

再診料800円
採血料1,000円
※CBC2,000円
※血液生化学検査(12項目)4,800円
※血液生化学検査(電解質)600円
※SAA4,200円
※SDMA2,000円
※内分泌学検査(T4)4,000円
※フルクトサミン2,400円
超音波検査5,000円
尿採取(膀胱穿刺)2,000円
尿一般検査3500円
注射料1,000円
合計33,300

画像の文字が小さいので、横に書き出しておきました。(すべて税抜き)

※はすべて血液検査の項目です。

血液検査にて

血液検査の結果は「グルコース」が505と基準値を大きく上回っていました。

追加で「フルクトサミン」も検査すると、474とこちらも高めとのことです。

フルクトサミンの簡単説明

過去2週間くらいの血糖値の平均値がわかる血液検査。
基準値は172~349で、過去2週間の血糖値が高めだと数値が高くなる。

尿検査にて

ブドウ糖:1000(4+)

膀胱から直接尿を採取して検査してくれました。

すると、本来は出ないはずのブドウ糖(グルコース)が出ていました。

先生からの診断

  • 血液検査で高いグルコース値
  • 尿検査でグルコースの検出

この2つがそろっているので「糖尿病」だそうです。

これから闘病生活がはじまります。

注射治療

治療はインスリン注射を1日2回、食後に打ちます。

打つ量は検査をして決めます。

しばらく注射を続けたら、フルクトサミンがどれくらい下がったかをみていきます。

血糖曲線

インスリンの打つ量を決めるための検査です。

インスリンの量が多すぎると、「低血糖」を起こしてしまい、命にかかわります。

初めは少ない量からはじめて、徐々に量を増やして適正量を探します。

朝に注射を打ったあと、どれくらいまで血糖値が下がるのかを調べる検査です。

画像のように1日に何回か採血するので、朝預けて夕方にお迎えに行きます。

再診料800円
血糖曲線5,000円
預かり2,000円
プロジンク10,000円
マイショット2,240円

インスリンの打つ量が決まるまでは、検査のたびに7,800円かかりました。

検査日と検査日のあいだは、自宅で注射を打つのでその回数分の注射器ももらいます。

注射薬、注射器

プロジンクはインスリン注射薬の名前です。

1回に打つ量にもよりますが、ツナはこの1本でだいたい5か月くらいもちました。

プロジンク専用の注射器です。

1回に1本で、使いまわしは出来ません。

針と一体型です。

メモリは0.5ずつ刻まれてます。

1日2回14日分で2,240円、1本80円です。

こちらはアルコール綿です。

注射のときに、皮膚の消毒に使います。

ありがたいことに、ここでは無料でくれました!

血液検査

採血料1,000円
フルクトサミン2,400円

インスリンの打つ量を決めたら、だいたい1か月ほど続けてみてフルクトサミンを測定します。

血液検査なので、採血料もセットです。

万が一に備えて

50%ブドウ糖300円
2.5mlシリンジ150円

注射治療で怖いのが、「低血糖」です。

万が一低血糖を起こしてしまったときのために、ブドウ糖を常備しておきます。

いわゆる医療用のさとう水です。

シリンジはブドウ糖を飲ませるときに使います。

何回か洗って使っていたので、メモリがかすれてきました。

注射治療の費用

治療開始すぐは、インスリンの量を決めるために何度も血糖曲線を作成しました。

ツナは合計6回で、約4か月間ほどかかりました。

1回の費用6回の費用
再診料800円4,200円
血糖曲線5,000円30,000円
預かり2,000円12,000円
合計7,800円46,800円

これまでに注射治療してきた期間は7か月半くらいです。

購入したプロジンクは2本、注射器はだいたい430本くらいです。

ブドウ糖は2本、シリンジは1本です。

1本の費用今までに使った合計費用
プロジンク10,000円20,000円
プロジンク専用注射器80円34,400円
50%ブドウ糖300円600円
2.5mlシリンジ150円150円
合計55,150円

また、フルクトサミンの測定は5回行いました。

糖尿病関係でかかった再診料で、血糖曲線以外のものは10回ありました。

1回の費用今までにかかった合計費用
再診料800円8,000円
採血料1,000円5,000円
フルクトサミン2,400円12,000円
合計25,000円

以上、今までにかかった費用の合計は、46,800円55,150円25,000円126,950円でした。

ちなみに、単純に1か月換算すると、126,950円÷7.5か月=約16,927円です。

なんとなく糖尿病にかかる費用が想像できたのではないでしょうか?

実はこの他にも

ツナは注射治療中に3回ほど、低血糖を起こしてしまいました。

危機的状況にはならなかったものの、低血糖の時は普段とは明かに様子がおかしかったです。

  • ふらふらしている
  • 意味もなく歩き回る
  • 落ち着きなく周囲の匂いを嗅ぐ
  • 物に引っかかる

こんなときは、すぐに病院に連絡しました。

ふらふらと壁沿いを歩いていき、

いつもなら通らないヒーターのうしろへ。

そこからキャットタワーの下に入り、

ハンモックにぶつかる。

しかし、そのまま気にせず進み、

首にひもが引っかかった状態に。

前に進むばかりで自分では抜け出せない様子。

私が見ていた状況で起こったので、すぐに救出することができました。

しかし、外出中に低血糖を起こしていたら引っかかって抜け出せないままだったかもしれません。

あとから考えるととても怖いです。

このときの費用は

このあと病院で診てもらい、無事に普段通りにもどりました。

そのときの程度にもよりますが、

血液検査や点滴などをしてもらい、1回に3,000円~4,000円くらいかかりました。

低血糖を起こしてしまうことは飼い主にとっても不安だし、ツナにとっても危険なことです。

そこで今後の治療を先生に相談すると、内服治療を勧めてくれました。

内服治療

治療は、1日1回薬を飲ませます。

尿検査で問題がでないかを確認しながら飲み続け、

しばらくしたら、フルクトサミンの値がどうなったのかを検査します。

内服薬

センベルゴ44,000円

センベルゴは内服薬の名前です。

体重にもよりますが、ツナの場合はだいたい3~4か月もつ予想です。

飲ませる量は、一緒に付いてくるスポイトで測ります。

キャップを開けると、差し込み口があるので

そこにスポイトを差します。

こんな感じでぴったりはまります。

あとは容器ごとひっくり返して薬を吸います。

ツナは体重4kgくらいなので、4のメモリまで吸います。

尿検査

尿検査3500円

ブドウ糖:1000(4+)

ケトン体:(-)

薬を飲み始めてから3日後に尿検査をしました。

尿に「ケトン体」が出ていないかの確認です。

※この薬は、おしっこの量を増やしてどんどん糖を体の外に捨てよう!という薬なので、ブドウ糖が出ているのは薬が効いている証拠だそうです。
内服を始める前は(3+)だったのが、飲ませた後は(4+)に増えています。

副作用

内服を始めてから3日ほどでうんちがドロドロになりました。

この薬の副作用です。

ディアバスター錠2000円
ビオイムバスター錠1900円

※薬の写真を撮り忘れてしまいました。文字だけで失礼します。

ディアバスターは下痢止めで、ビオイムバスターは整腸剤だそうです。

それぞれ1錠100円と90円でした。

糞便検査

糞便一般検査500円

下痢止めを飲ませていてもしばらくドロドロが続いたので、うんちの検査をしてもらいました。

特に異常はなかったので、整腸剤だけ継続して飲ませることになりました。

その後、少しずつ形が出てきて

下痢が始まってから、25日目にして固形のうんちに戻りました!

内服治療の費用

内服治療は最近始めたばかりで、まだ1か月くらいです。

その間かかった費用をまとめてみました。

今までにかかった費用
センベルゴ44,000円/本44,000円
尿検査3,500円/回3,500円
ディアバスター錠100円/錠2,000円
ビオイムバスター錠90円/錠3,230円
糞便一般検査500円/回500円
再診料800円/日800円
合計54,030円

今後の予定

内服治療を始めてまもなく1か月が経ちます。

そろそろフルクトサミンを測ってみて、数値がよさそうならこのまま内服治療を続けていく予定です。

今後はフルクトサミンと尿検査を定期的にしていくことになるそうです。

頻度は、体調が安定しているようなら3か月に1回になります。

ーーーここからは概算になりますーーー

再診料800円/回
センベルゴ44,000円/本3か月で1本と仮定して計算
尿検査3,500円/回
採血料1,000円/回
フルクトサミン2,400円/回
3か月合計(仮)51,700円

これを単純に1か月に換算すると51,700円÷3か月=約17,233円

注射治療より少し割高になりそうですが、300円くらいなのでほぼ変わらないと言ってもよさそうです。

まとめ

猫の糖尿病にかかる治療費についてみてきました。

それぞれの費用を1か月に換算したものがこちらです。

注射治療16,927円
内服治療17233円(予想)

治療には、どうしても費用がかかってしまいますが、

ツナがこれからも元気に過ごせるように、一緒に治療を頑張っていきたいと思います。

ーおしまいー

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