猫の糖尿病って?~初期症状編~ツナの実例を紹介

スタディライフ!

ツナが糖尿病と診断されました。

一緒に治療を頑張っていこう!と思ったものの、

、、、猫の糖尿病?

ツナの体には何が起こっているのでしょうか?

少しでもツナの気持ちをわかってあげたい!

と思い、猫の糖尿病について自分なりにまとめてみました。

まずは~初期症状編~です!

猫の糖尿病とは

そもそも、猫の糖尿病とは?から話していきます。

糖尿病と聞いて、まず連想するのが「注射」だと思います。

ではなぜ注射を打つのでしょうか?

猫の糖尿病をひとことで説明すると、こんな感じです↓

血糖値を下げる働きがあるインスリンの作用不足により、血液中のブドウ糖(グルコース)が高い状態が続く病気。

そう、インスリンがなんらかの理由で不足している病気です。

なので、インスリンを外から補ってあげましょう、というのが注射です。

なんらかの理由って?

なんらかの理由には、おもに2つあるとされています。

①インスリン依存性
膵臓のインスリンを出す部分がなんらかの原因で破壊され、インスリンが分泌されなくなっている状態。(例えば腫瘍や外傷で傷ついているなど)
➁非インスリン依存性
インスリンの分泌がやや悪いか正常にもかかわらず、インスリンの効き目が悪くなっている状態。
(例えば肥満など)

インスリンって?

ここで出てきたインスリン。

聞いたことはあるけど、実際どんな働きをしているのでしょうか?

インスリンは何?

まず、インスリンは何者?というところから話していきます。

インスリンは、ホルモンの一種です。

ホルモンとは、体の中で様々な機能を調整する働きを持った化学物質。
決まった器官でつくられ、血液で全身をめぐり、対応する器官に届けられて作用する。

ではインスリンはどこでつくられ、どのように作用するのでしょうか?

どこでつくられる?

インスリンは膵臓でつくられます。

もっと厳密にいうと、

膵臓の、ランゲルハンス島の、β細胞でつくられます。

なので膵臓全体でつくられているわけではなく、

膵臓の、限られた器官の、限られた細胞でのみつくられています。

どのように作用する?

インスリンは血糖値を下げるはたらきがあります。

ただ「下げる」といっても、主に2つの役割を果たしています。

①インスリンが細胞の受容体に結合すると、細胞は血液中の糖(グルコース)を取り込み、エネルギーとして利用する。

インスリンが細胞にはたらきかけて、血液中の糖を使ってもらいます。

➁余った糖(グルコース)はインスリンのはたらきにより、グリコーゲンや中性脂肪に合成され、肝臓や脂肪組織に蓄えられる。

細胞で使ってもらっても余る分は、万が一の時に備えて、体内に蓄えておきます。

このときもインスリンが活躍します。

蓄えやすいように形を変えて(合成)、倉庫(肝臓や脂肪組織)に移しておきます。

この2つのはたらきによって、血液中の糖の量が減り、結果的に血糖値が下がります。

糖尿病の症状

インスリンの作用がわかったところで、次は糖尿病の症状についてです。

初期症状として

  • 体重減少
  • 食欲増加
  • 多飲多尿

進行すると

  • 下痢嘔吐、食欲不振
  • ふらつき、歩行異常
  • 呼吸が荒くなる、ぐったりする、けいれんを起こす

ツナの実際の初期症状は?

調べるとあれやこれやいろいろ出てきますね。

実際はどうなの?ということで、ツナに実際に現れた初期症状を紹介します。

最初の症状

まず異変に気付いたのは、「あれ、水をよく飲むなぁ」です。

次いで「そういえば、最近よく寝てるよね?」でした。

当時は7月終わり頃だったので、夏の暑い日の真っ最中でした。

暑さのせいで飲水量が増えたのかな?

部屋の隅で寝ているのは、夏バテぎみなのかな?

そこまで深くは考えてはいませんでした。

しかし、休日に一日様子を見ていると、

寝ている

起きて水を飲む

トイレでおしっこをする

寝る

というふうに、水とトイレのために起きて、他は寝るという状態でした。

普段からはしゃぐほうではないですが、明らかに普段よりおとなしい印象です。

これも初期症状?

なんかおかしい?と疑い始めて、今までのツナの生活を振り返ってみると、

なんとなく吐く回数が増えてた?

普段から毛玉やフードを吐くことは、健康なときでもありました。

しかしよく考えると、ここ最近は少し頻度が増えていた気がします。

普段→

毛玉がたまってくると2~3日にわたって、フードに混じって毛玉を吐く。

毛玉が出きるとおさまる。

換毛期では、だいたい1か月か2か月ごとに1セット。

このとき→

2~3日に1回吐く。連日のことも。

吐いたものに毛が混ざらないので、なかなか毛が出ないなぁ、

とは思っていました。

ツナは毛を吐くのが下手なので、健康なときでもフードだけ吐くことがありました。

うまく毛が出てこないと、2~3日してまた吐いたり、ということもあったので、

なかなか区別がつきにくかったです。

食べてはいたけど、なんとなく残しがち?

ごはんの時間になると、毎回食べには来ていました。

もともと食ムラがあるので、普段から毎回完食ではなく、まちまちです。

普段→

1日量はだいたい食べきっていた。

今のごはんに飽きると残す量が増えてくる。

別のごはんに変えるとまた食べだす。

このとき→

食べるときは食べる。1回量を完食することもあり。

1日量で見ると、普段より若干少なめ。

ごはんを変えても食いつきは同じくらい。

全然食べないわけじゃなかったので、

「飽きてきたかな?」や「夏バテぎみ?」と、そこまで深刻には感じませんでした。

日を追うごとに、ごはんを変えても1日量が6割程度だったので、

いよいよ「なんか変だな」と思い始めました。

気づきにくい症状

なんか変だな、が重なったため動物病院を受診しました。

血液検査や尿検査をしてもらい、

ここで、「糖尿病」と診断されました。

病院に行って初めて気づいたことがありました。

それは、「体重減少」です。

健康時は約4kgあった体重が、このときは3.4kgまで減っていました。

多少の減少は覚悟していましたが、体重の約8分の1も落ちていたことに驚きました。

食べていた量と比較して、あまりにも減りすぎていました。

体重50kgの人間が、約6kgも痩せたのと同じ割合です。

ツナの初期症状まとめ

こんな感じで、「なんとなくいつもと違う気がする?」から始まり、

それが重なって、いよいよ「なんか変!」に変わっていきました。

最初に気づいたのは、

  • 水をよく飲む(多飲多尿)
  • 普段よりおとなしい(元気消失)

思い出してみると、

  • 吐く頻度が増えた(嘔吐)
  • 食いつきが落ちた(食欲不振)

気づきにくかったものに、

  • 体重減少

が、ありました。

それぞれの症状は、普段と比べて「なんとなく?」や「気持ち少なめ?」のように、

明かな変化ではなかったので、病気の初期症状としては認識しづらいものばかりでした。

少しでも、「なんとなく変?」が感じられたら、

普段の生活で他に異変がないか、を考えてみるといいかもしれません。

早めに自分の猫ちゃんの病気に、気づいてあげられるかもしれませんよ!

ーつづくー

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